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地域おこし協力隊 実践型インターンシップ体験記
青森公立大学地域みらい学科1年の福田航己(ふくだこうき)です。
今回このインターンシップに参加したきっかけは、友人からの勧めでした。私は、将来旅館・経営に関わりたいという夢があるため、実際の現場を見てみたいという思いもあり、参加を決意しました。
就職活動を大学3年生から行うのではなく、早い段階から社会に出て自分の足りない部分を知り、社会で通用する力を身につけたいという思いを胸に、陸前高田市での2週間のインターンシップに応募し、活動が始まりました。

陸前高田市 地域おこし協力隊
実践型インタ ーンシップ
活動レポート
1. はじめに
青森公立大学地域みらい学科1年の福田航己(ふくだこうき)です。
今回このインターンシップに参加したきっかけは、友人からの勧めでした。私は、将来旅館経営に関わりたいという夢があるため、実際 の現場を見てみたいという思いもあり、参加を決意しました。
就職活動を大学3年生から行うのではなく、早い段階から社会に出て自分の足りない部分を知り、社会で通用する力を身につけたいという思いを胸に、陸前高田市での2週間のインターンシップに応募し、活動が始まりました。
2. 現地での活動と学び
最初の活動では、市役所でのオリエンテーションをはじめ、津波被害についての講義やインスタグラム講座を受講しました。特に震災と津波のお話は今も深く心に残っています。
14メートルを超える津波の圧倒的な規模や被害の大きさを目の当たりにすることで、これまでメディアを通して見ていたものとは比べものにならないほど、リアルな衝撃を受けました。
また、被災した震災遺構をあえて残している理由を学んだことで、この町が単なる観光地ではなく、大切な「記憶を伝える場所」なのだと深く理解することができました。
3. 宿泊・観光の現場インタビュー
その後、市内の旅館やホテル、温泉施設を実際に訪問し、ヒアリングを行いました。それぞれの施設が異なるターゲットや強みを 持ち、工夫を凝らしながら運営されている様子を肌で感じることができました。
海外のお客様へのアプローチや、リピーター獲得のための細やかな接客など、現場だからこそ聞ける貴重な取り組みばかりでした。
一方で、自分自身の課題も見つかりました。
インタビューの際、緊張から質問が少なくなってしまい、お話を深く掘り下げられなかったことです。質問する適切なタイミングを掴めず、積極的に関われなかった点は大きな反省点となりました。
しかし、その後に挑戦した初めてのアポイントを取るための電話対応では、大きな一歩を踏み出すことができました。最初は言葉遣いや話し方に不安があり、非常に緊張しましたが、最終的にはしっかりとアポイントの受付まで繋げることができました。
この成功体験を通して、少し自分に自信がつくと同時に、あらかじめ話す内容を整理しておくことやテンプレートを用意しておくことといった、業務を円滑に進めるための準備の大切さを学びました。

4. ゼロからの企画・実行
インターンの中盤からは、メインミッションであるサウナイベントの企画と実行に本格的に取り組みました。
中間報告では、緊張しながらも自分たちの考えを地域の方々へ伝えることができ、プロジェクトの方向性を再確認する貴重な機会となりました。
その後、鈴木建設様へのアポイント取得や打ち合わせを重ねる中で、外部の多様なステークホルダーを巻き込んで仕事を進めることの難しさと、その重要性を強く実感しました。
企画を進める中で痛感したのは、情報発信(広報)の難しさです。SNSでの発信について、複数のアカウントを活用すればより多くの人に届くというアイデアはあったものの、自分たちの準備が後手に回ってしまいました。動画やポスターの制作には想像以上の時間がかかり、もっと早くから逆 算して準備しておくべきだったと強く反省しています。
また、発信する素材(写真や動画)も、ただ撮影するのではなく、ターゲットや目的に合わせてどう見せるかを戦略的に考える必要があると学ぶことができました。

5. イベント当日と最終報告会
多くの不安を抱えながら迎えたイベント当日でしたが、当初想定していた5事業者という目標を大きく上回り、実際には10以上の事業者様(13名)に 足を運んでいただくことができました。自分たちがゼロから形にした企画に、地域の多くの大人が興味を持ってくれたことは本当に嬉しく、大きな達成感を得ることができました。
一方で、もっと早い段階から各事業者様へお声がけをしていれば、さらに良いアプローチができたかもしれないという、次につながる反省点も見つかりました。
その後の最終報告会では、発表の難しさに直面しました。緊張のあまり話がまとまらず、用意していた情報を十分に伝えきれなかったり、一部の内容を省略してしまったりした部分がありました。
この経験から、ビジネスにおいて相手に分かりやすく伝える力や、聞き手を引き込む構成を考える力の重要性を身に染みて感じています。

6. 陸前高田の観光構造の課題と可能性
インターンシップ全体を通じて、陸前高田市が抱えるリアルな観光課題も見えてきました。
それは人手不足、宿泊需要の弱さ、認知度の低さです。特に、震災後の道路整備が進んだことによって主要都市(仙台や盛岡など)から日帰り圏内となり、泊まらなくてもいい町になってしまっている現状は、宿泊業界にとって非常に大きな問題だと感じました。
その中で、私たちが提案したサウナのような滞在型の新しい取り組みは、観光客の滞在時間を引き延ばし、最終的に宿泊へとつなげる強力なフック(目的地観光のコンテンツ)になる可能性を秘めていると確信しました。

7. おわりに
今回のインターンシップで私が得た一番の学びは、「とにかく行動することの大切さ」です。机の上で考えているだけでは何も変わらず、自ら主体的に動いて初めて、物事が動き出し、意味が生まれるのだと実感しました。また、現地で働く大人の皆さんの視野の広さや経験値の圧倒的な高さを目の当たりにし、教科書からは絶対に得られないリアルな知識と刺激をたくさんいただきました。
今後の課題は、より積極的に行動すること、コミュニケーション能力を磨くこと、そして何事も計画的に動かす力を養うことです。特に、自分の意見を相手にしっかり伝える力は、これからの大学生活や社会に出てから必ず必要になると感じています。
この2週間で得たSNS運用のノウハウや企画力をさらに伸ばし、将来の夢である旅館経営の実現に向けて、これからも一歩ずつ歩んでいきたいと思います。
陸前高田で出会っ た皆様、本当にありがとうございました!

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<プロフィール>
福田航己 青森公立大学経営経済学部・地域みらい学科1年生
青森県在住。趣味はサッカーとフットサル。
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陸前高田市地域おこし協力隊のホームページ(詳細・募集内容)はこちら
https://www.rt-chiikiokoshi.com/support
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【編集後記】
2週間のインターンシップお疲れさまでした!
1年生という早い段階で、自ら課題意識を持って実践型インターンに飛び込んできてくれた行動力が素晴らしいです。
最初は緊張していたと思いますが、電話対応や事業者さんとの打ち合わせを乗り越え、イベントの結果として目標の倍以上の事業者(10事業者13名)を集客して、イベントを大成功させた実績は、大いに自信を持ってください!お二人のインターンシップを終えた後、鈴木建設様もサウナ事業が進展したと喜ばれていました。
また、インタビューでの気づきや、広報・発表の難しさを1年生のうちにリアルに実感できたことは、将来の旅館経営に向けてのよい経験になったかと思います。陸前高田での経験を活かして、これからもぜひ頑張ってくださいね。(地域おこし協力隊事務局:永井)